短編集
□ONE PIECE編
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遠くからボクを呼んでくれる声が聞こえる。1人だったボクに手をさしのべてくれた、とても大事な人達がボクを呼んでくれている。
いつまでも隠れてちゃ悪いからこの勝負は…またボクの負けで良い…。
ル「おぉ〜い!フウカ〜!!何処にいるんだ〜!!でぇてこぉい〜!!」
エ「待て、ルフィ!あいつはここらに隠れる事が多い。近くにいて感ずかれて逃げられでもしたらどーする?!」
サ「エースの声も十分でけぇよ!」
エ「そう言うお前の声もでけぇよ!!」
フ「…フフ。アハハ!」
ル「…っ!あぁ!!フウカ!見つけたぞ〜!!」
そう言って思いっきり突撃され、見事に後ろへ倒れてしまった。
フ「っいたた。いきなり飛び付かなくても逃げないよ〜(泣)」
ル「ニシシ!だってすぐにでも抱き付きたくなるんだからしかたねーよ(笑)」
エ&サ「しかなくねぇーよ!!(怒)」
息ピッタリ合わせて同時にルフィの頭へと二人の拳が落ちる
ル「いってぇぇぇぇぇ!!いてぇよ!バカ!」
エ「抜け駆けするお前が悪い」
サ「そうだ!抜け駆けはいけねぇよ!」
ル「抜け駆け抜け駆けって何の事だよ?!」
エ&サ「………。自分で考えろ!!」
フ「アハハ!もぅ、3人とも喧嘩は…フフフ、ダメだよ?」
ル&エ&サ「……お前が言うなら…」
ボクはこんなやり取りが《宝物》なのだ。1人で寂しくて、悲しくて、辛くて。そんな時に3人に出会った。それからは嬉しくて、楽しくて、幸せで…
かくれんぼは3人でボクを見つけてもらう特別ルールを使っていて、いつもボクは3人の会話が面白くて…笑ってしまう。だから…
かくれんぼをするときはいつものボクの負け。でも、勝てる日がきたらその時は3人に伝えようと思う。伝えられるか不安だけど、この気持ちを…
そして、願わくば…この暖かくて幸せな日が永遠に続きますように……
〜完〜