想定の国のアリス

□エピソード9
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(何をしておる早く座らぬか!我わそなたを茶会へと招待するのだ。客人が座らなくては始まらぬ!)

「……まぁ、素敵なお茶会へ招待してくれるなんて、光栄ですわ」

アリスは困りましたが用意された席へと着くのです。何故なら下手に怒らせれば自分が不利になると思ったから…

(そうじゃろう。時に《アリス》我わとゲームをしようではないか…?)

「ゲーム?それはどんなゲームなのかしら?教えていただきたいわ」

(なぁに、簡単なお遊びよ。我わと《オセロ》をしようではないか)

「《オセロ》ですか?なら、私も知っているわ」

(そうか、なら話しは早い。早速始めよう?駒は我わの下部であるこ奴等が勤める。着いてきたまへ)

女王はトランプ達を引き連れ歩き出す。アリスもそれに着いてく。

しかしアリスは思うのです。自分の知っている《オセロ》は《トランプ》を使うゲームでは無いと。

白と黒を使うゲームなのに存在するは赤と黒。たちまち自分の知っている《オセロ》か不安になってきたアリスでした。
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