想定の国のアリス

□エピソード4
1ページ/3ページ

1人なってしまったアリス。どうしようかと悩んでいる時に追いかけていた「ウサギ」を見つけたのです。

(ねぇ、そこの貴女。私は家に忘れ物をしてしまった。だから急いで取りに戻ってくれ。)

「…どうして、私が?」

(何を寝ぼけた事を言っているのです?貴女はメイドでしょう?さぁ、早く戻って取りに戻って下さいね。)

アリスは急な事でビックリ。しかし、せっかくのチャンスを放っておく事にするのも、もったいないと感じたアリスはメイドのふりをして「ウサギ」の家へと行くのでした。

その道、アリスは考えていました。ずっと「ウサギ」と言っていても良くない…なら、今までしてきたように《想定》しようと…

「私は追ってきたウサギを『白ウサギ』と想定するわ!」

アリスはまた一つ《想定》したのです。そして『白ウサギ』の家へとたどり着きました。

喉が乾いたアリスは『白ウサギ』の家にあった小瓶に目が行き、その小瓶を飲んでしまいました。

その頃、『白ウサギ』は…

(遅い…遅い…何をしているんだ。)

(仕方ない。自ら出向くとしましょう…)
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ