虚無ノ欠片
□第伍話
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自宅〜夜8時〜
あれからと言うもの家につくまで遥斗は雪葉に説教をしながら家まで送り届けた。
雪(結局、送ってもらってしまった…まったく心配なんだから…そんな遥斗にこれ以上心配をかけるわけにはいかない…)
…ドクン…ドクン…ズキーン…
雪(遥斗に気付かれなくて良かった。さっきから調子が悪いここ最近おかしすぎる。今日は寝て明日は何故か学校の生徒会会議がある、時期が少しずれているけどいったいなにが…)
その日雪葉は身体の不調を気にするも床についた。雨が激しく降り注ぐ夜にじっと家の前に居る者に気づかずに…
朝〜4時〜
雪「…今日は母様は帰ってこれると良いけど」
雪葉は独り言を呟きながら日課の準備をしていた。日課を終え、一人で食べる食事。昨日の事を思い出しながら食べる雪葉。
雪(…遥斗。ごめんなさい。もぅ、これ以上心配をかけないようにしないと…。気づかれないように気を引きしめないといけないな)
遥斗said〜朝5時〜
遥(昨日は良い日だったな…雪葉が家に来るのいつぶりだったかな。高校にあがって余計に祈さん厳しくなったしな)
遥斗は昨日の事を思い出しながら支度を済ませる。
ミャウ〜ミャ〜
遥「白雪おはよー。今、朝飯やるな」
ミャウ♪ミャー?
遥「お前も嬉しかったよな…ごめんな?俺がもっとしっかりしてれば雪葉にももっと会えるのにな…」
ミャー!フミャー!!
遥「そうだな。落ち込んでても仕方ないな。サンキュ。白雪」