虚無ノ欠片
□第壱話
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〜朝〜5時頃
今日もいい天気春の日差しが眩しい
この間無事に進級をしたばかり
気を緩まず毎朝の日課の素振りを始める
雪「昨日の夢もまたあの夢いったい何の夢?あまり覚えていない?いや、思い出せない。まるで誰かに隠されるように何年も見てる夢なのに思い出せない
誰が僕を呼んでいるの?」
〜1時間後〜
おーい!おーーい!
雪「…っ。おはよう、遥斗」
遥「はよー!」
ニカ!いつもの様に太陽が笑うかのような満面の笑みを浮かべる遥斗
同い年で
両親からの付き合いで産まれた時から
今までずっと僕の横に居る幼馴染だ
遥「雪葉今日も日課の素振りか?毎日すげぇな!俺も頑張るからな!」
雪「僕が好きでやってるだけなんだから遥斗はしなくても平気なのに」
遥「俺がやりたいからやるの後でまた
太刀筋見てくれよな!」
そんな会話して僕は制服に着替えるから先に母様の所に行っていてくれと伝え
自室に戻ってきた
雪(遥斗は優しい…僕が一人にならないよういつも気を使うのは遥斗だ。
いつまでも甘えてはイケないのに…)
そう思いながら汗を拭い制服に着替え終え食事に向かう雪葉なのだった
遥(また、差が開くのかな?俺も頑張ってるけど雪葉はもっと頑張ってるんだよな。おやじさんたちの、面に泥を塗りたくないから。そう言ってたっけ…少しでも近づきたい。誰もが認めるくらいに強くなれば一緒に居ても良いよな?)
そんな事を考えながらいつものように
雪葉のかーさん、祈さんに声をかけた
遥「はよーございます!祈さん」
祈「遥斗君?おはよういつもありがとうね」