09/30の日記

02:47
『生と死』
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死んだ人を目の前で見て触れるというのは、物心がついてからだと、昨日が初めての経験でした。

「あ、本当に動かないんだ。」

思うことはそれくらいで、信じられないくらい冷静に現実を見ている自分がいました。

不謹慎かもしれませんが、ただの肉の塊として目の前の遺体を捉えていました。

そこに怖さとか哀しみとかはなくて。

自分もいつかこうなるのかなあということを淡々と考えていました。

死の恐怖が私にないわけではありません。

今は他人事だけど、いざ自分の身に降りかかってきたなら、もっと現実味を帯びた恐怖を味わうことでしょう。

なぜ、生まれてきたのか?

それは死ぬためだと何かの本で読みました。

地球の歴史を考えれば、本当に些細な人の一生。

死ぬために生きるなんて、なんて儚いことでしょうか。胸に抱えきれないくらいの無力感に苛まれてます。今も、そして未来もきっと。

意味ある生なんてあるのでしょうか。いつかは失われる自分の体なのに。

その存在を覚えていてくれる人も、いつかは死ぬのに。

だからこそ、人は神という偶像に、運命という言葉にすがるのでしょうか。

私にとって、生というものは少し重すぎます。

今日アップしたお話は、そんなことを考えながら書きました。




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