あなたに見守られる
□カラ松事変?
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「久しぶりに六つ子そろってきたと思ったらこれだ……今日こそツケ払ってもらうからな…」
あのデビューライブから数日。
私は今、チビ太さんのおでん屋台に六つ子達と顔を出しています。
六つ子達はだいぶ酔ってしまったようで私以外全員爆睡してしまいました。
チビ太さんはぶつぶつ言いながら今までのツケを計算している。
今までどれだけツケてきたのだろうか。
「名無しさんも大変だな、こんなニート達と一緒に住んでるなんて」
はははっと悪気なさそうにチビ太さんは笑う。
うんまぁ…居候しているのは私なんだけど…
今までの行いからそう言われてしまうのも仕方ないような気がする…;
「まぁ…でもおかげさまで楽しいですよ、毎日飽きないです。もう時間も遅いですし、おいとましますね。いくらですか?」
笑うチビ太さんにニコッと笑いかけ、携帯の時間を確認するともういい時間。
松代さんに心配かけてしまうのもいけないので席を立って小さな財布を取り出す。
「んあ?おまえが払うのか?」
「皆さん寝ていますし、今は私が払います」
そういうとチビ太さんは納得いかないような顔をした。
それが不思議で私は首をかしげる。
「なぁ名無しさん。ちょっとおいらと組まねぇか?」
「へ?」
《カラ松事変?》