松短編

□過去の呪い
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「やめ…!!!………夢か……」





私はずっと、ある夢にうなされている。
それは10年以上前の、小学生の頃の夢。


私はとある六つ子にいじめられていた。
ここら辺では有名な六つ子。
おそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松だ。



色々なことをされた。
いじめといわれることは一通りやられただろう。

あのいじめのせいで、私は人が怖くなり、まともに話すこともできず、学生時代は地獄の日々を過ごした。


友達もできず、毎日つらい時間を過ごしてきた。



大人になって少しはマシになった今でも、あの時の夢を見る。
私はずっと自分のこの呪縛を解き放つために、六つ子に復讐することを考えていた。

風の噂であの六つ子達は今も働かず、堕落した生活を送っていることを聞いた。


やるならクズニートになっている今しかない!!




「そうと決まれば行動あるのみ!」





私はベッドから飛び出し、急いで身支度を済ませ、外に飛び出した。













「ありがとうございましたー」





コンビニで用を済ませ、ふふっと不敵に笑う。
この印刷した写真をばらまけば…!!




「見てろ六つ子共…!!10年前の復讐をしてやる!!」







 
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