あなたに見守られる
□バレンタインデーのルール
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「「「「「「イヤミ〜名無しさんちゃんいる?」」」」」」
「はぁ?いきなりなんザンス?いるわけないザンス」
「「「「「「ハタボ〜名無しさんちゃんいる?」」」」」」
「??いないじょ?」
「「「「「「デカパン〜名無しさんちゃんいる?」」」」」」
「ここには来てないダス」
「「「「「「だよーん…」」」」」」
「いないよ〜ん」
「「「「「「トト子ちゃん!!名無しさんちゃんいる!?っていうか、チョコください!!」」」」」」
「いません!ありません!帰ってください!!」
「「「「「「どこにもいない…」」」」」」
とりあえず手あたり次第探してみたが、名無しさんは一向に見つからなかった。
コンビニのイートインスペースで項垂れる六人。
「名無しさんちゃんはやっぱりバレンタインデーなんて興味ないのかなぁ…」
「忘れてるのかもしれん」
「僕たち…今年ももらえないのかなぁ…」
「…もう惨めになってきた」
「チョコが嫌いなのかも!!」
「いや貰うのこっちだから…てかさ、これどう?逆に」
落ち込む五人に、トド松がスマホで1つの記事を見せる。
五人はその記事を一通り読んで関心したように頷く。
「なになに?…そんなのあんの?それあり?」
「でも確かにこれだったらほぼ確実にもらえるかも…」
「トッティ天才〜!!!」
「たまにはいいこと言うじゃん」
「たまにはって何!?いつも可愛いトッティでしょ!?」
「まぁまぁ、でもそうと決まれば…急ぐぞ!」
「「「「「おー!!」」」」」