あなたに見守られる
□寂しがり
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その日の夜はみんな疲れたような顔をして五人は一緒に帰宅してきた。
なにがあったのか聞いても5人なにも話してくれなかった…。
でもチョロ松さんがいないからもしかしてトト子ちゃんのこと…?
そしてライブ当日
ライブステージの飾り付け、物販の用意と大忙しだった。
「名無しさんちゃん今日はよろしく」
「あ、チョロ松さん。こちらこそよろしくお願いしますそれにしてもグッズも飾りも豪勢ですねぇ」
「トト子ちゃんのデビューライブだからね!これくらい頑張らないと!」
「そ、そうですか」
チョロ松さんはやっぱりアイドルオタクなんだなぁ…。
アイドルのことになると結構興奮する傾向にあるようだ。
「匿名ちゃん!平井くん!そろそろ物販開始するよ♪」
「あ、はい!オーナー!」
こうしてトト子ちゃんのライブ物販が開始された。
開始直後、すぐに人が現れたが…
「お、おそ松さん……?」
「名無しさんちゃん!」
一番早く物販に来た人はチョロ松さんを除く、六つ子達だった。
でもそりゃそうか、あこがれのトト子ちゃんのライブだもんね。
こうして六つ子達はチョロ松さんに言いくるめられ、かなりの額を物販に使った。
カラ松さんに至っては10万くらいいかれていた。
ニートなのにどこにそんなお金あるんだか…
「ふざけんなチョロ松!この手ぬぐい店のだろ!!」
「それが2万て…ぼったくりすぎじゃない!?」
「え?みんな自分の意思で買ったんでしょ?」
「んなわけあるか!!」
「カラ松兄さんに至っては10万くらいもってかれたよ」
「それはこいつがアホだから仕方ない」
マネージャーのチョロ松さんとカラ松さんだけ全身フル装備している。
ちなみに他の人は物販に全く見向きもしなかった。
ていうか…この手ぬぐいお店のなんだ……
それはなんかちょっといたたまれないなぁ…。
「あ!始まるみたいだよ!」
十四松さんがそうステージを指さすとステージにトト子ちゃんが現れた。
こうしてトト子ちゃんのデビューライブは始まった。