侍魂~サムライハート~
□幼少期
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ヒロインside
私は、、、誰?
暗くて重い空気の漂う田舎町を、幼い私は1人で歩く。
物心ついた頃には、既に孤独だった。
「おい、嬢ちゃん、んなとこで一人は危ないよ?クックックックッ」
ああ、また来た。私の大嫌いな天人。
☆「んー?」
可愛い鼻声で首を傾ければ、すぐに油断する。
服の下に隠している小刀になんて誰も気づかない。
油断している隙にまた。
………………斬った。
お財布などを盗み取ると、商店街などで食料を買っては、地べたに座り食べ、また歩き出す。
睡眠時間など、昼寝を木陰で済まし終了だ。
しかし、そんな、生活が変わっていった。