main
□いつでも
1ﾍﾟｰｼﾞ/2ﾍﾟｰｼﾞ
授業中のふとした時、ボーッとしてる時、遠くで運動部の声を聞いた時…思い浮かべる回数は日によってさまざまだけれど、必ず思いだすあの人の何気ない仕草や表情。それが脳裏に浮かび上がってくる。
その度｢あぁ、好きなんだろうな｣って改めて自覚する。きっと彼は今頃いつものようにボールや仲間と向き合って汗を流しているんだろうな。
日曜、課題も済ませて手持ち無沙汰になった私はそうやってまた彼を思い浮かべて窓から空を見上げながら、ソファーでゆるく満喫する。
そうしているうちに時間は過ぎ
太陽が夕日に呼び名が変わる頃、スマホが鳴った。