6つ子
□夜の仕事
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「 最初は 興味本意だった 」
俺みたいな クズでゴミみたいな存在価値のない奴でも
簡単に金稼ぎができるんだって。
特に何が欲しいって訳じゃないけど
頼りない兄さんや弟たち、そして両親が楽になればな…って。
あと 「身体で 気持ち良く稼げる」
…いわゆる援交? ってなったけど 、 俺は金貰えるなら良いから。
………それに決めたんだ。
「 あれ? 一松兄さんこんな時間に出かけるの?もう0時だよ?」
「野球!?!?!??」
「…………散歩。」
「俺も俺m」
「来るな。」
始めての日。 色々調べたけど… まぁ 取り敢えずsexで金稼ぎってことだってわかった。
べつに減るもんじゃないし、いくら身体が汚れようが関係無いけどね。
「君が一松君?」
「………うん」
「結構可愛い顔なんだね、…じゃぁ早速……」
「金は?」
「1時間1万……でどうかな?」
「…………乗った。」
男とのsexは初めてだし 結構怖いものはあるけど そんな変わらないだろ。
待ち合わせに来た男は40代のおっさん。 本人であることを確認するとすぐホテルに連行。
ま、 当たり前だけどね。
「一松君、男との経験は?」
「無い」
「そっか……じゃぁ処女なんだね」
「………まぁ…うん。」
「俺のことご主人様って呼んでくれる?君どんなプレイでも良いんだよね?」
「………いいよ…ご主人様。」
ご主人様 なんて笑わせる。 やっぱこういうプレイが好きなんだね。
「おいで、一松君」
招かれた通り ご主人 の元へ行く。 何されるのか大体調べたから…大丈夫…だと思う…。
「そんな怯えないで。 …すぐに慣れるから。」
おじさん独特のにおい が鼻を掠める 。
後ろ頭を支えられて 唇にかぶりつかれる
「んっ……んッ…」
それはどんどん苦しくなって、
舌を吸われたり噛まれたり … されながらも服の中に手が入ってきたり…。
嫌悪感が凄かったけど 次第にどうでも良くなって 気付いたら身体が疼き出していた。
「初めてとは思えないほどだよ…一松君」
「ふぁぁ…ッ…く…ん…はぁっ…」
自分から出る声とは思えないほど高い声が出て
脳内はおかしくなって 身体は痺れるくらい気持ち良い
なにこれ。 おかしくなる…。
「はぁ…ッ…は、ぁッ…」
「初めてなのに負担欠けすぎたかな? もう朝だよ。」
「…はひ…ッ……ん…どうでも…良い……。」
「 5時間だから…ハイ、5万ね」
「ん……、ホテル代…は?」
「勿論。私が払っておくよ。 」
「……………」
「じゃぁ俺はこれで。 ……連絡したら絶対来るように…」
「…はい……」
(ガチャン…
扉が閉まった
初日だってのに 5時間って……… 鬼畜…。
「………」
身体がだるいけど 汗ぴっしょりのまま寝るのは嫌だ…
俺は風呂場に行ってシャワーを浴びた。
「……眠……」
シャワー浴びて 時間を見ると 朝の5時40分
寝て帰ろうか帰って寝ようか迷ったけど どうにもこうにも眠いもので
…俺はそのまま眠ってしまった。
(プルルル…
「ん………」
( ピッ
「何……」
「一松どこ居んだよ!!!」
「……うるさ……」
電話が掛かってきて時間を見れば 朝11時。
電話の相手はおそ松だった。
「一松何時だと思って…」
「11時」
「いやうんそうだけどお前どこに…」
「今から帰るから…、」
(ピッ
うるさく怒られる前に ササッと準備して家に帰ることにした。