高杉受け . 他

□八高
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( バシッ…

「んぁ…?」
「やっと起きたか。」
「…なんだよ……」
「もう下校の時間過ぎてるっつの」
「…あぁ……」

窓を見れば 既に17時や18時じゃない暗さになっている外

「…今何時だ…」
「20時。帰ってると思えば帰ってねェし、寝過ぎだろ馬鹿」
「あぁ?うっせーよ」
「ほら、帰るぞ」
「…つーかお前何で居んの?」
「先生は居残りです居残り。」
「あーっそ」

ふぁあ と大きな欠伸をしながら教室を出ていく

「高杉ィー。」
「あ?」
「送ってくから下で待ってろ」
「…ああ…」

下駄箱から靴を取りだし 少し乱暴に上履きをしまう。

「…あちぃ……」

外に出ればむわっとした温風が自分の体にまとわりつく。

( ブロロロ…

「はい、乗りな」
「ん……」

ヘルメットを投げ渡されそれを頭に被る

「捕まってろよ」
「はいはい」

自分より大きな背中に凭れかかり ぎゅう と抱き締める

「なんだなんだ。今日は甘えたさんか。可愛いなおい。」
「黙れ殺すぞ」

甘えたい気持ちはあったし…それに眠かった。
けどそれを声に出されると恥ずかしくなる。

「…高杉ー」
「…んだよ……」
「俺ん家でいい?めんどくせーわ、お前ん家行くの」
「…お持ち帰りかよ…」
「良いじゃん、最近泊まってねぇじゃんお前」
「うるせぇ……眠いから早くしろ。」
「…ツンデレですかコノヤロー。可愛いなクソ。」
「殺すぞ」

速度をあげて家路を走る原チャリ

「…ん……涼しい…」
「寝んなよお前。」
「わかってる……」

涼しい風に心地よい体温で一気に眠気が襲ってくる

「あーーーー」
「なんだよwびっくりさせんなw」
「寝そう。」
「寝んな。」
「…しりとり。」
「急にwwwwwwww」

眠気を誤魔化す為にしりとりを始める

「りんごー」
「ごりら」
「らっぱー」
「ぱせり」
「りんごぉー」
「ごま」
「まくらぁ」
「らっぱ」
「ぱんつぅー」
「つみき」
「きつつき」
「……銀八」
「っっっ…ああああもう何お前。俺殺す気なの?」
「お前殺しても面白くねぇ」
「可愛い。くそ。好きだ」
「知ってる」
「は.もう天使すぎるー。明日休みでヨカッター」
「…つか家まだかよ…」
「もう着くよー」

銀八の言った通り すぐ家に着いた
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