S.S.Rockman Another−Wave Tournament−

□第3章 唐突に
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「あっ! あそこにいるのは第一回デンサンウェーブトーナメントで王者に輝いたニードル・バレット! こっちにはコダマタウン逆立ち一周電波大会無敗のブシドー・ケンドーがっ! すごいですー!!」



「キザマロ、元気になったね・・・」


「つうかオマエが平和ボケしてる間に電波世界はだいぶ変わっちまったみたいだな」


スピカモール広場へと集められた予選参加者。


スバルは辺りを見回しても、見知った顔はゴン太くらいしか見当たらない。


「・・・ねえロック。ここにいる人たち皆、電波変換出来るのかな?」


「ああ、そうだろうな。原理は知らねえが・・・この半年の間にアシッドみたいな人工電波体を大量生産できる技術でも確立したんじゃねえのか?」


「アシッドが大量生産・・・・・・なんだか怖いな・・・!」


「そうか? 俺はウズウズしてきたぜ・・・!」


「・・・・・・ハァ」



「・・・・・・まぁ、例外もいるとは思うけどね」



・・・・・・!!


不意に背後から声をかけられ、スバルは震える体をそのままにバッと勢い良く振り返った。



「・・・・・・き・・・君は!!」



「やあ久しぶり・・・スバルくん」



そこに立っていた人物を見たスバルは、今までのあらゆる出来事がフラッシュバックされるような、不思議な感覚に襲われた。


かつての友であり、敵でもあった・・・・・・



「ツカサ・・・君?」

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