短編
□鎖昴
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僕は、友達なんていらない。
・・・だって、もし友達ができてその人が大事な人になっても・・・結局裏切られるから。
あんな辛い思いはもうゴメンだ。
裏切られるくらいなら・・・最初から友達なんていなければいい。
仲良くなればなるほど、大事な大切な人になればなるほど・・・裏切られたときは・・・・・・痛いんだ。
ココロに深く抉るように、絶望が体の中に入り込んでくる。
ツライ、イタイ、ツライ、イタイ、ツライ、イタイ、ツライ、イタイ、ツライ、イタイ、ツライ、イタイ、ツライ・・・・・・
・・・・・・苦しいよ。
・・・・・・なんで、
・・・なんで僕にウソついたの?
・・・なんで裏切ったの?
・・・・・・父さん。
一番大切な人に裏切られた・・・
・・・・・・ウラギラレタ
ヤクソク・・・シタノニ・・・
カエッテクルッテ・・・イッタノニ・・・・・・
・・・・・・だから、独りでいい。
独りはこれ以上失わなくて、いいから。
・・・・・・ウシナワナクテ・・・イイカラ