ネタ帳
□カゲプロ
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「ねぇ、シンタロー」
もしも、私が君と出会わなかったら。
君は、幸せでいれたかな。
今みたいに苦しめずに、済んだかな。
「私ね、死んじゃったんだ」
君をこれ以上苦しめないために、私は笑顔で君を見る。
大丈夫。君は、何も悪くない。
だから、ほら。泣かないで?
「さよなら、しよっか」
笑顔でいれば、きっと幸せになれるから。
不安だろうけど、君なら大丈夫。
ほら、前を向いて。
「バイバイ、シンタロー」
これは、私の罪滅ぼし。
シンタローが私の事で、苦しまずにすむように。
幸せになれるように。
「ねぇ……シンタロー。私ね、君の事が――」
最後に呟いたその言葉は、誰にも届かず溶けていった。
彼女は笑顔で涙を流しながら、深い闇の底へと落ちていく。
幸福理論
(君の事が――大好きだよ)
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アヤノちゃんが、シンタローの苦しんでるところ見たらこうなるんじゃないかなーという妄想。
ロスメモをちょっとだけイメージ。
自殺(?)してアヤノちゃんと会ったときの話。のつもり。
シリアスになった。シリアス好きです。シンアヤも好きです。