HAPPY
□HAPPY幕間 exo編
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2.はじまり
桜の木の下で
たくさんの家族や若いカップルが集まっている。
かなりおおきいブルーシートの上で
会の始まりをいまかと待っている。
お花見に来ている近所の人たちも
そこらかしこで宴会を開いているものだから、
少しうるさいくらいだ。
持ってきていたアンプにマイクとケーブルをつないで
即席のPAセットを作り上げたチャニョル。
隣にいたベッキョンが声出しして、
出たのでそのままマイクをジャクソンに回した。
他のみんなは比較的ラフな格好をしてるのに、
白いタキシードの割にキャップを被っている
気合の入ったジャクソンが、大きく咳払いをした。
「お、ごほん。
さてさて、やってまいりました。
団地交流企画！
お花見しながらBBQで、
新婚さんいらっしゃいって言ったら、
たくさん来ちゃってびっくりだよスペシャル！！！！！！
司会進行は私、
相手がいないので、ここで見つけたい
ジャクソンが勤めます。
さてさて、ご飯の前に乾杯をしたいのですが、
準備はいいですか？」
その言葉に、周りの人にお酌したり、
されたりしながらみんな自分のコップに
注いでいく。
みんなが準備できたのを確認して、
「じゃあ、かんぱーい。」
思い思いに周りの人と乾杯をして行く。
「お花見とBBQ、スタートです！」
その声に、一斉にBBQが焼かれていく。