HAPPY
□HAPPY 10
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さっききたテグナからのメール。
駅に着いた、もうすぐ帰れそう!だって!!!!
嬉しくなって、鼻歌を歌いながらキッチンに移動する。
前にテグナが買ってくれたエプロンのポケットにスマホを入れた。テグナがくれたから凄く気に入ってて、毎日着てる。
カチッとコンロに火を入れた。
今日も愛情をこめているから、おいしくできてるはず。
味見もしたしね。
少ししてから、玄関から鍵を開ける音。
ただいま〜って、テグナの声。
それだけで嬉しくなって、
満面の笑顔のまま玄関に迎えにいく。
「ただいま、ハギョナ」
「おかえり、テグナ」
靴を脱ぎながら、笑顔で迎えてくれるテグナ。
テグナのかばんを持ちながら、一緒にリビングに行く。
スーツを脱いでくるというテグナに、ご飯あっためるねと声をかけて急いで夕飯の準備。
部屋着に着替えたテグナが、キッチンにきた。
背後に来たなって思っていたら、うなじにキスされて、ひゃっ、って声が出てしまった。
「っ、テグナ、びっくりした」
「ごめん、だって後ろ姿も綺麗だったから」
そんなことを耳元で言われると身体がぶわっと熱くなって、顔も真っ赤になってるのがわかる。
それを見越して、テグナが後ろから抱きついてきて耳元で笑ってる。
ひとしきり笑った後、また耳元で、
「綺麗だよ、ハギョナ」
そういって、目線を合わせてくるから、どうしていいのかわかんなくて、テグナと見詰め合ってしまう。
キス、するのかな???
してもいいけど、このまま続けたら、
ご飯・・・。
でも、テグナが言うなら・・・
なんて思っていたら、またテグナがちょっと笑って、
「今ハギョナとキスしたいけど、おなかもすいたな」
気持ちを見透かされてるみたいで恥ずかしくて、テグナから顔を背けてしまった。
「もう、テグナのせいなのに」
「ごめん」
その後は、テグナも手伝ってくれて一緒にご飯を食べて、片付けて。
二人で、ソファに座って、一緒にテレビを見てた。
テグナの胸に寄り添う。
なんだかこの場所が落ち着くと思って一呼吸すると、頭を抱きこむようにあわせてくるテグナも一呼吸おいて、
「やっぱり落ち着くな」
といってて、
なんだかとても嬉しくなって、
「俺も」
と答えた。
「で、さっきの続きを今するけど、いいか?」
頭をなでられつつ、目線を合わせてくるテグナ。
断る理由なんてないし、
俺もしたかったから。
「いいよ」
と答えたら、テグナがやさしく笑ってた。
テグナの甘いキスを何度も受けてとろけそうになりつつ、今日もベットに連れて行ってもらう。
お姫様抱っこをされながら、
「テグナ、愛してる」といったら。
「俺も、愛してるよ、ハギョナ」と、
キスをくれた。