解放王の歌姫と守護者

□パルス一の卑怯者達と王太子
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翌朝 王城 訓練所
「では、これより、試合を始める!規制はなし、時間無制限!」
ここは大会場。足元は土。そして、壁の客席には、人、人、人。
ダリューンさんは初めて会った王城前で待ってくれていた。そして、案内されて今に至る。私達の武器は昨日の3つ。ダリューンさんは長槍。パルスでは一般的なもの。服装はダリューンさんはマントの下に鎧。私達は軽装、というか普通の私服。こちらの方が動きやすい。本当にこれでいいのか、会う人全員に聞かれた。そんなに変だろうか?
「では、双方、何か言うことがあるか?」
審判さんが聞いてきた。
ダリューンさんは、
「よろしく頼む。手加減はせぬぞ。」
私は「こちらこそよろしくお願い致します。あぁ、そうだ。ダリューンさん、会場の皆さん。
歌がお嫌いな方はいらっしゃいますか?」
シーアは、「俺もよろしくお願いします。あぁ、俺からも皆さんに。卑怯な手がたくさんでてきますが、
それでも構いませんか?」
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