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□No.1
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鳥の囀りで朝、目を覚ます


光を遮断する黒いカーテンを勢いよく開けると、太陽の眩しい陽射しが目に刺さった


長衣装のまま、ベッドから出るとプランターの花の葉に触れる


『(カサついてる…)』


ミラはプランターの隣にある小さなジョウロを持ち、乾いた土と葉に優しく水を掛けた

蓮口から出る水の音に、自分の脳が覚醒するのが分かった

ジョウロを置き、箪笥の元に歩き戸を開ける


いつもの黒い制服を着る


ベールを被る


顔以外、なにも見えない


コンプレックスの白銀の髪も



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