戯言×復活
□少女、今日から学校です。
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はい。今日は入学式です。
さっと三日間過ぎましたが気にしないでください。
色々とあったのです。色々と。
まぁそれは置いといて。
僕はランドセルを背負い(小学生の象徴！)家を出て沢田くんの家へ向かう。
護衛の契約は今日から始まるからだ。
何でもそんなに堅苦しいものではなく、それとなく近くにいて、彼の日常を明らかに害そうとするものを排除すればいいらしい。
なにそれ、楽チンすぎ。絶対なにかある。
まぁ考えてもわからないので放っておくとしよう。
(実際は彼女に何かあるのではなく大半は彼女の父親に向かっていたのだが)
そんなこんな考えているうちに彼の家の近くまでついた。
玄関で話し声が聞こえるのでどうやらちょうど出るところらしい。
親子で仲睦まじく手を繋いでいる。
対象である沢田くんは随分はしゃいでいるようだ。時折ぴょんぴょん跳ねている。
疲れないのだろうか。
そうしているうちに彼は足をもつれさせて転んでしまった。
母親に起こされてべそをかいている。
どうやら彼の涙腺は相当に緩いらしい。みていて飽きない。