02/13の日記
13:17
エリー・クラインの収穫。
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ミッチェル・スミス著
東江一紀訳
(新潮文庫)
『エリー・クラインの収穫』
妄想癖のあるわりとダメ寄りの女刑事が主人公の、
ニューヨークを舞台にした警察モノ。
メインの事件の被害者(高級娼婦)が、
高校生の娘に遺した手紙が、
すごくイイ。
【トッド&オードリー・バーンバウム。】
主人公もバイセクシャルだし、
全体的にゲイ・ビアンの登場人物多め。
(というか、現実の比率に近いのか?)
中でもこの夫妻は、
いろーんな困難を乗り越えて、
というか、乗り越えられない事も含めて
呑みこんで、今、一緒に生きています、
というかんじで、じんわり沁みる。
トッドが、オードリーを
「家内」
と呼ぶのも
なんかいいなぁ、と思う。
あと、厳密にはゲイの人ではないけれど、
本当にちらっとだけ語られる、
警察の偉い人同士の少年の日の思い出が、
↑片方の偉い人が、
会議中にぼんやり思い出す(笑)
おお、BLですね!って具合の淡さで、
いいなぁ。
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