12/17の日記

11:19
私刑。
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パトリシア・コーンウェル著
相原真理子訳
(講談社文庫)

『私刑』

ケイ・スカーペッタシリーズ。

マリーノ刑事が思ったより元気で一安心。
(※ひいきしている。)


【ルーシー&ジャネット。】

前作で悲しい恋をしていたルーシー
(まだいろいろ解決してないが)に、
いつのまにか
カッコイイガールフレンドが
できていました。

FBI捜査官のタマゴのジャネットは、
マリーノのすさまじい差別発言にも
非常にクールな対応。

最後のほうでは、
むやみにケイを守ろうとするマリーノに、

あなたの考え方はとってもマッチョ的ですね。

という内容のことを、
すごくいい感じに伝え、
思わずマリーノがいうことを聞いちゃう、
という奇跡的なシーンが。
(驚いた)

ルーシーがジャネットのことを
「ジャン」
と呼ぶのもカワイイ。

 そして、これほどまでに同性愛関連について
 差別発言連発のマリーノさんが
 読んでてまったくヤな感じじゃないのは
 何故なのだろう、

 と前から思っていたのだけど、
 今回、ケイが別件で偉いひとに、

 「彼はあらゆる人に対して否定的なんです」

 的なことを言ってるのを見て、
 なるほど!と思った。

 俺はゲイは嫌いだ、
 っていうけど、
 白人で金持ちで異性愛者で……
 ってメジャーの条件ばかりの人でも、
 やっぱり嫌いなのよね、マリーノ氏は。

ある意味平等。

 とか、どうでもいいことを思う。

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