11/13の日記

21:57
裁判長が殺した。
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ハワード・E・ゴールドフラス著
青木久惠訳
(文春文庫)

『裁判長が殺した』

タイトル通り(笑)、
自分が犯した殺人で
冤罪を受けた青年の
裁判を担当することに
なってしまった裁判長のお話。


純粋にゲイだと言える人物は出てこないのだけど、
拘置所内での犯罪者同士の
性的暴力が描写されています。

個人的にはそういうの(↑)ちょっと苦手なんですけれども、
(なんかこう、愛がなくて、ひたすら痛々しい)
被害に合っている青年同士の交流が
ほんのちょっと描かれていて、
それが、

もの悲しいんだけど、
美しくもあるなぁ、

と思ったり。


かなり古い作品ですが、
作者は実際アメリカで判事さんだった人だそうで、
大ボラ的リーガルサスペンスとしては
たいそう面白く読めました。

設定のなんっちゃって感とか、嫌いじゃないわ。

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