09/29の日記

12:19
燃える警官。
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ウィリアム・J・コーニッツ著
青木日出夫訳
(文春文庫)

『燃える警官』

すごいタイトル。

有能な警部補さんを中心とする
NYの刑事チームが、
一件の殺人事件からパタパタと発覚した
警察上層部も含む大きな犯罪組織と対決することになる……というお話。

作者が実際にNY市警の警部補さんだったらしく、
とすると、
この刑事さんたちのかわす、

下ネタオンパレード

の日常会話って
ひょっとしてある程度リアルなの……?
とやや心配になる。

だって、
刑事さんたち職務中にすぐ恋におちる。
っていうか、勤務時間中にそんなことを?
 と思う部分については、
  フィクションであってほしい。


底流にいかにも都市部の警察官らしい
マッチョ(かつやや男尊女卑傾向)な
異性愛至上主義が流れてはいるものの、
そこは大都市NYなので、
ちゃんといます、可愛い人たち……。↓


【メアリー(ハロルド)・コリンズ】

本筋にあんまり関係ない、
主人公のマローン警部補が担当した事件に登場の
上半身工事済みの美女。

性別確認するために、
マローンさんたら、胸にさわるのだが。
(服ごしじゃなく。直接。)

えっ、本物じゃなかったらさわっていいルール??

だって隠してないのに……
訊けば済むのに……

そして「下は?」という問いに
「まだ」と伝えるために

出して、見せる、メアリー(ハロルド)。

何そのルール……
言えば済むのに……

NYのルールが、深すぎて謎だ。


【モリス・ダンバー】

マローン警部補の協力者。

昔、未成年の男の子と
風紀上よろしくない行為に及んでいたところを
マローンさんに見つかったが
おめこぼししてもらった恩義があり
たまに協力している(させられている)
リサーチ会社の社長さん。

内心しぶしぶなところがカワイイ。

立場のある人は
たいへんだなあ。

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