09/17の日記

21:39
スズメバチの巣。
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パトリシア・コーンウェル著
相原真理子訳
(講談社文庫)

『スズメバチの巣』

すごいイケメンなのに本人自覚なし、の
記者 兼 警察官
アンディ・ブラジル君シリーズの一冊目。

【トミー・アクセル氏】

設定の都合上(?)
アンディに思いを寄せるけれども
まったく相手にされない、
という男女がたくさんあらわれる中、

不毛度も
相手にされな度も
だけど何故か楽天度も
ダントツ第一位のトミーさん。

デスクにバラ置いとく、などの
ベタな愛情表現で
「こういうのやめてください」
と言われつつも、
そのうちなんとかなる、
と信じている気配あり。

その露骨さの故に、
ほかの人たちの好意はほぼスルーのアンディが
トミーさんについてだけは、
「自分に気がある人」
と認識しているのが微笑ましい。

最後のほうで、
ヤケになったアンディと
デート(?)に持ち込んだトミーさん、
のターンでの二人の会話が
かみあわなすぎて、
お互いちょっとかわいそう……。

そんなトミー・アクセルさんは
実はわりと有名な音楽評論家で、
どうやらルックスもけっこう良いらしく、
アンディ以外の男の人たち
(ときには女の人にも)
モテモテらしいあたり、

……もったいない。

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