夢小説
□#3 引退宣言
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「私 名無しさん名無しさんは本日を持ちましてバスケット界の第一線から身を引くことを決意しました。
ーこれからは高校生らしい生活を、そしてこれまでお世話になったバスケットに恩返しができればと考えております。」
名無しさんは所属していたクラブのイメージカラーである赤いワンショルダーのドレスを着て、沢山のカメラフラッシュが焚かれる中
確固とした決意を述べた。
会見中は涙ひとつ流さなかった。バスケの為に泣いたのはあの時で終わりにする、と自分の中で決めていた。
会見を終え、アメリカで一緒にプレーしてきた仲間に挨拶をし
アメリカにある自宅へと帰宅した。
母「長い間お疲れ様でした!名無しさんのドレス姿綺麗だったわよー。会見の様子、記事になるかしら?
パパも今日は早く帰ってくるって!」
なんだか母はいつもよりウキウキしている様だった。
ーただいまー
「お父さん、おかえりなさい!!」
父がいる玄関まで走っていき、抱きついた。