Secretstory
□SecretstoryT
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「「!!」」
さすがのホームズもワトソンと思わず後ずさった。
「私は『武術』が趣味でね、今はこの剣術を極めようとしているんだよ。」
と言いギメイが刀をキンと甲高い音を立て鞘に納めるとそばにあった枝が音を立てて落ちた。
いつ切ったのか解らない速度。
スパンと切れた口が見え、ホームズ達にその切れ味と武術のすごさを物語った。
「ひっ」
「すばらしい」
ワトソンはガタガタ震えていたが、ホームズはただただその切り口を見つめ感嘆の息をもらしている。
「君たちの依頼は解決したはずだ。私への詮索はもうよしてもらおうか?」
「…断る。と言ったら?」
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