Secretstory
□SecretstoryT
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「レストレードは子供なんかじゃない。立派な男性だよ。」
クスリと笑うギメイにモリアーティーは面白くないというような顔をした。
「…なにかあったか」
モリアーティーは静かに自分の方へギメイを向けると髪を束ねていた緑のスカーフをスッととった。
「あなたの知るところじゃないわ。」
ギメイは急に声色を変え、女らしくなった。
ハラハラと黒髪がギメイの肩に落ちるとモリアーティーは一束を掬い取りキスをした。
「知っておかねばならないさ。私はここの教頭だからね。」
「ふぅん。教頭の分際で、生徒にこんなことしていいんだ。」
ギメイはモリアーティーの頬を両手で包むとモリアーティーの唇が近づき影が重なった。
「ん…ン」
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