Secretstory

□Secretstory序章
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「レストレード…あまりにも心配しすぎだよ」





「当たり前だろう!君はいっつもいっつも」






「はいはい、生活委員君はまじめだねぇ…ふぁ〜あ」














ここはビートン校 クーパー寮。









レストレードと呼ばれた金髪に紫眼の長身の男は己のベッドに腰掛けあくびしながら返事する男に眉根を寄せていた。









「ギメイ」





静かな怒りと、諭すような声でレストレードはその男の名を呼んだ。

男はそんなことはお構いなしにくすくすと微笑んでいる。








「レストレードのにおい」



目を細め、自分の襟を手で伸ばし鼻を近づけると男はちらりと妖艶にレストレードを見上げた。








レストレードはドキリと頬を染め、我を保たんと声をあらげた。







「馬鹿なことしてないで早く出ろ!」







男はやれやれと重い腰をベットから上げると
レストレードの頬に手を寄せ、挨拶のキスをした。








「ありがと。じゃあ行ってくるね。」



バタンと扉が閉じる音がすると
一人レストレードは頭をかかえて
広い部屋に溜息を響かせた。







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