短編集 線香花火

□花火 ※R18
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執拗に同じく場所を責める指先。
メフィストは私の身体を知り尽くしてる…どこをどうすれば私が喜ぶか…本当、よく知っている。
『可愛、貴女は本当に愛おしい人だ…』
メフィストは私に快楽を教えてくれた人、私はメフィストに愛を教えた人…。
『メフィスト…大好きだよ…』
敏感な部分を舌で転がしながらも手の動きは早くなる。
声も出ぬ程の快楽に堕ちていく。
『お願い…我慢出来ない…』
メフィストは私が懇願しない欲しい物をくれない
『…しょうがない人ですね…』
そうニヤリと笑い、私の中へメフィストが力強く入ってくる
出してはいけない声が自然とその動きに合わせ小刻みに出てしまう
『可愛…声を出してはいけません…』
私の唇にメフィストの唇が重なる
『……んっ』
声を出すなと言いながらも激しさを増す動き、我慢すればする程に増す快楽に私は理性の糸が切れ快感のままに声を出してしまう
『可愛…もっと貴女を見せて下さい』
私達は月夜に照らしださせる獣
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