Kis-My-Ft2*短編集

□採点彼氏をおねだり
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良かったぁと立っていたのでソファに腰かけると
「満足したか?」
ニコッとしてくる宏光
同じようにソファに腰を掛けると
「お前は100点以上だから」
「え!ほんとに!」
「ほんとほんと」
私の喜ぶ顔を見てはまたくしゃっと笑顔を見せてくれる
そんな表情にえへへとしてたら手を掴まれて
「俺さ、お前の良い彼氏になれるかな?」
そんな言葉に付き合ってもないし友達だしと内心焦りながら言っていると
「俺、お前の事好きだからさ」
本当だから嘘じゃないからと真剣な表情で私の事を見てくる、あまりにジーッと見てくるものだから目をそらすと
「目そらすなよ、俺真剣だぞ」
真剣なのは分かってもこっちは照れるというか恥ずかしいというか・・
「俺。本気でお前の事好きなんだよ、だから俺と付き合ってほしいんだけど」
先ほどと同じく真剣な表情で私を見てくる
私自身も好きだったのでもちろん答えは
「よろしくお願いします」
顔は火照り、手には汗、心臓はバクバクしながらそういうと
「こちらこそよろしく」
って言いながら抱きしめられた
ギューッとされた後に俺は採点彼氏みたいなひどい彼氏にはならないから幸せにするからって言ってくれて、私の気持ちはもう幸せだよっていう
採点彼氏をおねだりした後にまさか本当に彼氏になっちゃうなんて嬉しすぎる日だった
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