Kis-My-Ft2*短編集

□採点彼氏をおねだり
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「ねぇ、みっくん」
「なんだよ」
スマホをイジイジしている宏光に
あれをお願いしてみることにした
あれとは・・
「は?採点彼氏を再現してほしいだ?」
「お願いお願い!あれが聞きたい!」
お願いとはスカッとドラマの採点彼氏
「イライラするだけだろうよ、あれはさ」
「みっくんが好きだからこそ聞きたいの、生で聞かせてよ!」
宏光の肩を揺らしてみたり顔をのぞき込んでジーッとみたりとやって〜と言いまくってると
「しょうがねーなぁ」
と承諾してもらうなり、家に入ってくるところから始まる
「どうぞ」
「じゃあお邪魔しまーす」
部屋に来て
「手洗ってくるわー」
と洗面所に行った宏光
あのドラマを思い出しながら私は行動して
宏光は戻ってくるなら
「ボトルの底がヌルヌルしてんだけど」
最初のマイナス10点
「新しいタオルは・・」
マイナス10点
「俺のジャケットハンガーに・・」
マイナス10点
3つ言った後に
「満足したかー?」
と聞いてくるので、もう終わり?えー!と嫌な顔してみせると
「まだ言ってほしいのか?普通の彼氏とかの方が絶対いいじゃん」
「そうかもしれないけど・・!」
私がわーわー言うものでなんとか続けてくれることに
「今日のコーデにプラス10点、それにさっき作ってくれた料理に20点、俺への気遣いに5点」
さっきのからすると105点だ、100点を越したと思ってたら
「無理やり採点彼氏させられたからマイナス50点」
マイナス50点、55点にまで下がって落ち込んだ
まさか55点になるとは、おねだりしなかったらよかったなんて頭の中で考え込んでると
「でも楽しかったからプラス45点」
また45点プラスされて100点に戻った
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