Kis-My-Ft2*短編集

□プリン・・、そして新たな発見の兄
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「ねーねー玉さん」
宮田俊哉
アニメ好きで優しくて
本気で怒ったところなんて
ほとんど見たことないぐらい
優しい私のお兄ちゃん
「なんだよ宮田、またアニメ話か?」
玉森裕太
可愛くてカッコイイ幼馴染
お兄ちゃんにツンツンしてるけど
ほんとはすごくお兄ちゃんの事が好きみたいで
「違うよ、俺の妹見なかった?」
「え?見てないけど?何かあったの?」
「いやぁさ、プリン1個食べちゃってさっき怒って出て行ったっていう」
「え?プリン1個で?」
「最後の1個で楽しみに置いてたやつでさ」
そう先ほどプリンで喧嘩して私はプチ家出中
通販で買った市販よりお高めのプリンで
その最後の1個を私は楽しみに残していたのだがお兄ちゃんが食べてしまい喧嘩・・
普通なら許しているのだが好物なのでよりイライラして怒ってしまった
「お高めのプリンね、好物だしほんとショックだったんだろう?」
「なんで俺食べちゃったんだろうね・・、市販のなら買い足せるけどさ、俺のお小遣い今月ピンチだしまた買うって事もできないし」
俊哉は今月欲しかったアニメのフィギュアを買ったところで金欠
バイトしようとしても学業加え家事等も手伝っているので時間が追い付かない
なので親からのおこづかいで過ごしている
「あいつ好きなの他にもいろいろあったろ?なんか買ってあげればいいんじゃないの?」
「それさ、さっき言ったんだよ、他に食べたい奴あったら兄ちゃん買って来てやるってそしたら、プリンが食べたかったのって圧されてさ」
「そんなに食べたかったんだな、ほんと」
「俺マジでいけないことしたわ、・・あ、ちょっと探してくる、たぶん夜までには帰ってくると思うけどさ心配だから」
と焦りを見せ裕太の傍を後にし走っていく俊哉
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