Kis-My-Ft2*短編集

□記憶喪失になった彼氏
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「おい、君たち・・」
先生に声をかけられた
私達は大学の敷地内という事をすっかり忘れていた
人がたくさんいたというわけではないのだが
ちらほらヒソヒソと何やら話している人も見かける
まさか先生にまで声をかけられるなんても思ってもいないし
「そういう行動は慎みなさい」
「す、すいません」
ちょうど声をかけた先生が学内でも生徒が厳しいと恐れている先生で私達は内心ヒヤヒヤしていたのだがすごく怒られるわけでもなかったが注意された
その日の帰り
「もしまたお前の事忘れてもさ、絶対思い出すから」
「てかもう忘れないでよ」
「それはそうだけど、・・もしも俺じゃなくてお前が俺の事忘れても絶対思い出させるから」
「うん」
記憶を無くした原因も戻ったきっかけも分からない
でもまたいつもの日々が戻ってきたのかと思うと嬉しくて仕方なかった
「ニカちゃん大好きだよ」
「うっわ、恥かしいからやめて//」
「あはは」
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