osomatsu

□嫌いだった君
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見せた問題は割と簡単なのに一目見ただけで諦めた。思わず笑いが零れる。そんな私を見ていた十四松は目を輝かせてやったと言わんばかりにガッツポーズを取る。



「面白かった!?今の面白かった!?」
「まぁまぁ」
「じゃあこれからもっと面白くなって名無しさんちゃんを爆笑させる!!」
「ずっと一緒に居る気?」
「駄目!?」
「…駄目じゃないかも」
「何それ!?」
「まぁ良いんじゃない、居ても」
「じゃあ休み時間は名無しさんちゃんのとこ行く!!お弁当も一緒に食べたい!」
「はいはい」



前迄はクラスの笑い者だったのが、今ではずっとつきまとってくる、大事な友達になりました。
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