書物
□ 変態という名の
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※注意※
月山♀
山口が幼女
月島がいろいろ崩壊
(変態だったり変態だったり…)
いぬばかパロ(というよりネタを少し頂きました)
僕はうんざりしていた。
付き合えばだいたい浮気され、理由が「優しくない」とか「思ってたのと違う」とか「バレー優先して嫌」とかまるで僕が全面的に悪いみたいな言い方をする。
女子には幻滅だ。
そう思っていた矢先に僕は出会った。
「忠の顔ブツブツ!」
「うわ泣く!すぐ泣くよコイツ〜」
小学生の男子数人が、同い年くらいの女の子を囲んでいた。その中の一人が僕に気がつき、「何見てんだよ!」と食いついてきた。周りの奴らは高校生だぞ!やめとけよ、と止めるが、少年はなお睨みつけてくる。
「カッコ悪。男が女の子囲んでイジメとか……」
僕は一歩前に出て、威圧的に男子生徒を見下ろす。すると、怯えたように後ずさり、
「だ、ダセーんだよメガネ、バーカバーカ‼︎」
子供らしい罵声を放ちながら、小学生は走り逃げて行く。あまりにも滑稽で、大人気なく笑ってしまった。
「あ……」
残された少女は、カタカタと震えギュッとランドセルを抱きしめていた。
その光景に僕は……唆られた。
僕を怯える姿や逃げたいと前面に押し出した表情。今までに見たことのないその表情と行動は、僕を魅了するのに十分だったのだ。
「大丈夫?」
声が興奮で震えそうになるのを必死で抑える。少し戸惑った少女だったが、小さく頷いた。
「ほら、捕まって」
差し出した手を数秒見つめ、彼女は手を取った。
立ち上がった少女の服の汚れを払いながら、
「怖かったね。もう大丈夫だから」
そう言えば、少女は泣き出してしまった。頭を撫でれば、怯えていたときとは打って変わって、少女の方から抱きついてくる。
小学生の彼女は純粋で、きっと汚いものをしらない。周りにいる女とは違う。
そう思った瞬間、僕は決めた。
この子を僕のモノにするって……
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