□堕ちても尚
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「だから何度も言ったじゃない、私のことを好きにしていいって」

私の上で馬乗りになって妖艶に笑うのは本当に私達三人の可愛い子供なのだろうか、幼い子供と大人を感じさせる表情は私の理性を壊そうとする

「…やめなさい、貴女に手を出したらみちるとはるかに顔向けが出来ません」

「私はせつなが好きなんだもの、二人のことなんてどうでもいいわ」

これではまるで前世でのサターンのよう、自分の欲望の赴くままに何かを求め続けその結果破滅してしまう

━ああ、でもその目に何故抗えないのか

「今ならまだ間に合います、今日は退いて下さい。私も止まらなくなります」

まるで、時空の扉が荒れた時のようだ。私の心は彼女を蹂躙しろと黒い欲望と彼女を傷付けてはいけないという葛藤

「いいわよ、止まらないで。ほら、黙ってたらわからないんだから」

ほたるの顔が近づいて私の唇に触れる
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