□二人の帰り道
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「私、一つ気付いたことがあるの」

帰り道まことと亜美の二人で帰っていると亜美が思い出したように言った

「何に?」

「まこちゃんて男の子にも女の子にもすごいモテるでしょ」

「…いや、男の子ってとこだけは間違いなく亜美ちゃんの方が上だと思うけど」

亜美は自分のことをモテることはあまりないと思っているがラブレターを貰うくらいなんだから相当なのにとまことは何時も思う

「そんなことはないわよ、まこちゃんはかっこいいし優しいしモテるのもわかるわ」

「そんなに褒めてもなにも出ないよ、それにさ亜美ちゃんだって可愛いし頑張り屋さんだし。すっごく女の子らしくて羨ましいよ」

「そんなことないわよ、まこちゃんだって料理上手いし裁縫とかも上手だし。女の子らしくて可愛いと思うわ」

「けど…亜美ちゃんがモテるのってちょっとやだなー。亜美ちゃんの可愛いとことかをあんまり他の人に知られたくないかも」

「…私もまこちゃんがモテるのを見てちょっと嫌な気持ちになるけどちょっと自慢したくもなる気持ちもあるのよね」

「…けどやっぱり亜美ちゃんは可愛いよ」

「まこちゃんだって」

……………

誰もツッコミまないこの環境では二人は周りの人間に砂を吐かせるほどの甘い話を永遠と繰り返すのだった

END(→あとがき)
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