短編
□スキナモノ
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「はい!シンタローさん」
「どうも」
もらったいちご牛乳を飲む
シンタローを幸せそうに見つめるセトがいて、
「何見てんだ、お前」
「シンタローさんって意外と甘党なんだなぁーって思って」
「セトはチョコとかビターだもんな」
「そっすね、甘いのはあんまり好きじゃないっす」
「そーなんだ」
ふにゃ、と笑うシンタローに
心臓が高まるセト。
好きなんだなぁ、シンタローさんが。
自覚持ちで。
「シンタローさんって甘いの好きなんすよね」
「ああ。」
「んじゃあシンタローさん甘いんすかね」
「は」
チュッ
「うーん、甘いっすねぇ」
軽くなったリップ音
セトがシンタローにキスした音。
どんどん赤くなり、最終的に真っ赤になったシンタローに笑うセト
「わ、笑うなよ!はずかしい!」
「いんですよ、可愛いんスから。」
「男にいうな!」
甘いやりとりをしてる二人を
物陰からこっそり見ていた人物…
『はぁはぁ、セトシンセトシン…薄い本のネタがまた増えた…』