カノシン
□もやし
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〜ゆずside〜
「カノ！」
「あ、なに？ゆず」
「シンタロー倒れたってマジ？！しかもボールが顔面直...撃...ぶっ」
笑うの堪えようと思ったけど
またダメだった☆
いつもスマイルがゆずですからっ
...いや、誰でもボール顔面直撃とか聞いたら笑ってしまうと思うけどねっ
とりあえず様子を見に行こう。
〜in保健室〜
「失礼しまーす」
「ゆず入るとき名前言わないといけないよ」
「わ、カノ居たの」
「失礼だなぁ」
ぷくーと頬を膨らますカノ
...かわいくねぇよ
なんて思いながら
「シンタロー、君大丈夫かぁい」
「シンタローさんならまだ寝てるっすよ」
「お、出た噂のイケメン」
「噂ってなんすか」
なんていってふにゃ、と笑う
...その表情はタロスが似合うんだよ
シンタロー天使だからね、うん
「気持ちよさそうに寝てるねぇ」
「カノ、シンタロー見て何さりげなく興奮してるの」
「しっしてないしっ？！」
わかりやす〜
「シンタローさんって本当に男っすか？」
...
「「はい？」」
「あ、いや、男にしては綺麗すぎないっすか」
「カノ、残念なイケメンとはあいつのことよ」
「あ、なるほど」
「え？」
せっかくモテるのにあっちの道を進もうとしてるなんてもったいないわ
「あ、でもシンタローあげないからね」
「ゆず、シンタロー君は僕のモノだよ」
「お前は黙っとけっ」