小説

□1章
1ページ/3ページ

「はあー、遂にSAO正式サービス開始かー」
ふてぶてしく呟いた自分を、あからさまに呆れた様子で我が弟、和人はこう返してきた。
「なんだよまど姉?そんなにめんどうかよ?」
「だってさーある種のまぎれゲムマスだよー?めんどう以外なんでもねーよー」
明らかわざとだろというかんじで呟いてみた。
「個人的には羨ましいんだけど…」
じっと睨むようにしてかずが私にそう言った。
「まあめんどうならやらなくても良いって茅場がいってたし、ふつーのプレーヤーとして、緊急以外ID使わず攻略して、かずの相手探しもしよーっと♪」
「はあ!!??そっそんなことどうでもいいだろ///」
恥ずかしながら異論だと言うように、叫びながらにそう言った。
「えー…まあいいやーそれより早くダイブしよー」「…ああそうしよう…」
かずは疲れた様子でベッドについた。僕は床に寝ころがってナーヴギアを被った。
「かずーあっちでフレンド登録して連絡取れるようにして自由行動にしよー」
「了解、集まりたいときメッセージ飛ばすよ」
軽く返事を返して僕らは仮想世界にダイブした。


これから長い長い闘いが始まると知れずに−

「「リンクスタート!!」」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ