Beat
□誰と組む?
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《かわいいけど男らしい長男片割れの場合》
「うーん……」
「ウングァン、何してんの?」
「あ、ミニョク。あのさ、今度の日本でのコンサートのプランを考えてくるようにって、マネヒョンに言われて…」
「へえーいいね。僕も何か案出したいな。」
「ミニョクは何がしたい?」
「前回は、ラップラインとボーカルラインに別れて歌ったよね。また、ユニット組むの面白そう。」
「ああ、あれ良かったよね!韓国ならソロでもいいけど、日本だからね、ソンジェとかいると心強いし。」
「ウングァンは、たまに何言ってるのかわからなくなるからね。」
「僕だって、勉強頑張ってるよ!?」
「え、そうなの?」
「あ、う、うん…たぶん……」
「でもそのわりには、ウングァンだけソロステージあったじゃないか。」
「お気に入りの曲があって、日本でも有名だって聞いたから、どうしてもメロディーのみんなに聞かせたくて。」
「あの曲だけすごい練習してたよね。」
「一曲覚えるの、結構大変だったんだよー」
「でも、ウングァンは歌う度に上手くなってる気がする。」
「ありがとう!」
「僕たち、ユニット組むときいっつも別れるよね?じゃあ次のコンサートで一緒に歌おうよ」
「あ、いいねー!年長組ってなんか新鮮!」
「いいアイディアでしょ?」
「じゃー、メモしておかないとね。ミニョクとユニットを組む…と。」
「ただ歌うだけじゃつまらないなあ……じゃあ、ステージで手を繋いで歌う!」
「はははっ、楽しそう!」
「僕たちは恋人同士でデートしてるっていう設定で。」
「恋人?!じゃあどっちか彼女役やるってこと!?」
「だね。でもウングァンは女装似合わないから彼氏役で、僕が彼女役でいいよ。」
「ミニョクの女装可愛いもんねー」
「で、終盤には彼氏からプロポーズする」
「うんうん。」
「で、プロポーズを受け入れた彼女は、お返しにキスをする」
「え?!男同士で?!」
「だって恋人設定だから。」
「そこ、必要?!」
「やるなら最後まできちんとやらないと、ね?どんな感じなのか、実際にやってみる?」