そるきゃ

□飼い猫に噛まれる
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今日は久しぶりに音羽先輩の家でデート。

何度来てもこの家の大きさには驚かされる。

広い部屋の真ん中にぽつりと正座をして、部屋の主を待つ。



「待たせたな」


「わっ」



突然背後から包み込むように抱きつかれる。

肩の上に音羽先輩の頭が乗り、振り返ると少しだけ目が合う。

音羽先輩は気持ちよさそうに目を瞑り、体をこちらへと預ける。

決して軽くはないが、その重みすらも愛しく感じる。

私は首に回された腕に触れた。



「やっぱりごんべさんがいると落ち着くな」



音羽先輩は今にも眠ってしまいそうなほど穏やかな声で呟く。

こうして自分が音羽先輩のことを癒しているのだと思うととても嬉しく、胸がぽかぽかする。


















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