私の周りは馬鹿ばかり。

□知らないよ
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「いい加減、自分の気持ちに気付けよ…鈍感。」

岳は未来を強く抱きしめた。

―トクン、トクン、

心地いい心臓の音が、未来の耳に伝わる。
「中嶋…お前は、俺をどう思ってる?」

えっ…?

そりゃあ…教師でしょ…?

「俺は……」
そう伝えようとした未来より先に岳の口が開き、未来は話そうとして開いた口を閉じた。

「俺は、正直…友達思いで、優しくて、妹みたいだなと…最初は思っていた。」

『お…おん…。(そんな風に思っとったのか…)』

「でもな?……」

岳は強く抱きしめていた腕を離し、続けて言った。


「話したり、目で追いかけてる内に、これは恋じゃないか。って思えてきた。」



『……………えっ?』



「だから、中嶋。俺は、お前が好きだ。」

『…ちょ、えっ?はっ?!!』






はぁあぁぁあぁぁあ??!!?!
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