私の周りは馬鹿ばかり。

□鈍感
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『どどどどようしよう…』

だんだん自分達に近付いて来る足音
遂(つい)にドアに手が伸びる

『(終わったぁぁあぁあ!!)』

ギュッと目を瞑(つぶ)ると
突然先生がドアに手をかけた

―ガラガラッ!

「「!!?」」

彼女たちはビックリしている
…そして先生も
「―っ!?ビックリした〜何してんの?」
嘘ばっかり

「坂嶋先生!!先生こそ何してるんですか?」
キャッキャと楽しそうに話す彼女たち…

『(そいつは、変態教師ですよー!)』
言ってやった
心ん中でwww
ちなみに私は突然ドア開けるから目の前にあった席に着いた。

そしたら急にクルッと回ってこっちを見て、ニヤっとされたから、

まさか心ん中また読まれた?!

と思ったら、
「今こいつが提出物忘れたから補習させてんのwww」
ってまさかの私のせいにするやつ…

何やこいつ。
腹立つわぁ…
いちいちこっち向いてニヤニヤすんなよ
「悪いけど、まだこいつ教えなアカンから。気を付けて帰れよ〜」
「はーい!」
「さよーなら!」

そうして彼女たちは帰った。

「…よし。」

いや、よし。じゃねーよ!!
何でこっち来る?!!

『ちょ、先生?!何でこっち来るんですか?!』
そしたら先生は先生らしからぬ爆弾発言を放った
「さっきの続き…」
『はぁ?!!ちょ、ちょっとぉぉ!!』
「…何?」
いやいや、何でそっちが怒ってんの…
『先生、何でそんなに私に構うんですか…?そんなに私がイジりやすいんです…か?』

なんか、泣けてきた…
え…何で…?www

泣きそうな私を見て先生は言った

「もう…分かれよ」

―鈍感

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