私の周りは馬鹿ばかり。

□出逢い
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憧れの高校生活!のはずが…
こんな事になるなんてっ!!

― 4月
私・中嶋 未来(なかじま みき)はずっと行きたかった高校に無事通うことが出来た。
今日は入学式。
ピカビカの高1生♪
家からもそんなに遠くなくて、自転車で通学している。
入学式の30分前、余裕な時間に家を出る。『おはよう!真優〜!』
「あっ!未来〜!!おはよう!今日から高校生だねっ!LET'S ENJOYだよっ!」
『うっ、うん…(無駄に発音良いな)。元気だね。』

バカに元気なこの子は、私の友達・河高 真優(かわたか まゆ)。
何かといいやつなんですが…

「甘いマスクの男は居るだろうか…」
『イケメンって言えよ…』
残念な中二美人です。
何だよ甘いマスクって…

学校には、クラスの名簿が大きく貼り出され、たくさんいる人を掻き分け、見えるところまで動いた。…あれ、真優は?ま、いっか。

『(中嶋…なかじま…な、な…)あっ!あった!』
クラスは?1組か〜
あっ、真優探さなきゃ。
『おーい。真y「なぁーに?」
―!!?
えっ!? 今逆方向に行ってたよね?探されてたよね?!
コイツスゲーな。
「そんなに誉めるなよ〜照れるぜ!」
うぜぇ…って。
『声、出てた?』
「え?なにが?」
何コイツ…
もういいや。めんどくせぇ。
『あっ、そう言えば真優は何組?』
「1組だよ〜」
『マジか…』
「えっ?」
『いや…何でもないです。教室、行こうか!』
「そだね!」

― さぁ!楽しい高校生活だ!」

『……』
「あれ?おーい。未来〜?」
『人のセリフを…取りやがって』
「えっ?なn『何でもないよ?☆』
腹立つぜ。コイツ。

―教室

教室に入るとざわざわしていた。
みんな友達作るの早いな…

真優ば河高゙だから名簿は前の方で、私ば中嶋゙だから真ん中らへん。
席は、真ん中の列の後ろから3番目。
つまりど真ん中のど真ん中。
…嫌だなー
取り敢えず椅子に着席。

「ねぇねぇ、中嶋さん!」
呼ばれて振り替えると…

『あっ…えっと、西山さん?』
「ご名答ー♪宜しくね!」
ニッっと笑う西山さんは同じ女の子なのに格好いい。
『こちらこそ、宜しく。西山さん!』
「んー敦子で良いよ♪」
『じゃあ、あっこ!』
「……」
あっ、あれ?何か変だった?

するとクックッと声が聞こえ、肩が上下に揺れているのが見えた。
すると急に大声で笑いはじめた。
「あっはっはっ!あはっあははは!!」
えー。笑いすぎだろ…
『えーっと…』
「はぁ、はぁ、ごめんごめん!wwwあまりにも可愛かったから!」
そう言ってまたクックッと笑い出した。
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