ばらかもん

□ありがとう
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―ガラガラッ!

「せんせー!ちゃんぽん持ってきたぜー!」

母ちゃんに、
―「どうせ今暇でしょ?ちょっと先生ん所行ってきて。」
って言われて昼飯のちゃんぽんを届けに来たんだけど…

「せんせー?お邪魔しまーす…」

呼んでも返事がなくて、もしかして書道に集中してるのかな?って部屋を覗くと…

「―!!?」
そこには、

『すぅー…すぅー、んっ…』
昼寝をしている先生が居た。

「風邪引くぞ?」
って言ってもぐっすり眠っているみたいで、応答なし。

「…仕方ねぇな」

机にちゃんぽんを乗せ、
近くにあった布を掛ける。

サーッ…

そよ風が吹いて、先生の髪がサラサラとなびく。

「先生…無理すんなよ?」

―ちゅ

サラサラの前髪を上げておでこに小さなキスをした。

「じゃーな///おやすみ…」

恥ずかしくてそそくさと帰った。

『…っ///何してんだよ…』

途中で目が覚めたのだが、動けなくて狸寝入りをしていた清舟。

そよ風が吹いた時に見えたヒロシの背中がかっこ良くて…

『バカヤロー…////』

ヒロシ、
―いつも、ありがとな…

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