novel
□守護神、エース現る
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ー放課後
体育館に足を向けた私は、前からくる清水先輩と目が合った。お辞儀をした私に、清水先輩先輩は小走りでこちらへ向かってくる。
「…今日も見学?」
「…はい」
目の前にやってきた清水先輩から思わず目を逸らしてしまう。
「じゃあ、今日は私の仕事を手伝って欲しいな」
思いがけない言葉に驚き、清水先輩をみると少し恥ずかしそうに微笑んでいた。
「っ…はいっ」
そんな顔をされて断れない。
なぜか私も恥ずかしくなり、また目を逸らして返事をする。
こうして、今日は清水先輩の手伝いをすることになった。